*原作及びゲームは、未読・未プレイです。
アバンタイトルより『オケアヌス…。』
ケイネスと同じくサーヴァントの記憶を夢として見るウェイバー。
豪快なイビキをかいて寝ているライダー・・
生きている実感という事への執着を感じますね、このような姿を見ると。
『……こんな、これが人間のやる事かよぉぉぉ……。』自分達のアートを破壊された事を嘆く龍之介ですが、
一般的にみれば「貴方がその台詞を言いますか・・。」となりますね。
『はぁ…俺たちあんまり楽しみ過ぎたせいで、もしかして罰が当たったのかなぁ…。』
『……神は決して人間を罰しないっ!!ただ愚弄するだけですっ!』
キャスターは自分の処刑したのは人間で、
単なる略奪からだったと解釈してますが、
その結果を神からの罰だったという解釈にはならなかったのですね。
どこまでも屈折していますね、この二人は・・。
『……きっと、登場人物50億人の大河小説を書いてるエンターティナーがいるんだ、そんな奴について語ろうと思ったら、こりゃもう、神様としか呼びようがねぇ。』
龍之介が神という存在を信じている事に以外に感じましたね。
もっと宗教観といった言葉からは、遠い存在だと思っていましたが。
その龍之介の宗教観に感化・刺激されてしまい、
さらなる背徳行為に気力を漲らせてしまったキャスター・・。
最早、この二人の組み合わせ自体が“災厄”となしてますね。
『……夢で見た通りだ、アイツはただ最果ての海、オケアヌスに辿り着きたいがために遠征を続けたのか…。』
書店で偶然みつけた伝記と夢で見た事を再確認していると、
「アドミラブル大戦略」を買ってきたと自慢するライダー。
Tシャツも気に入っていましたし、余程気に入った模様ですね、そのタイトルを。
さらに、偶然に発売日に出くわし、
初回限定版な上にゲーム機本体も同時購入・・運の良さと抜かりの無さはさすが征服王ですかね。
『……なんで貴様は、そうやって好き好んで自分の世界を狭まべるかなぁ、ちっとは楽しい事を探そうとは思わんのか。』
ウェイバーのプライドからしても、
ライダーとゲームで対戦はあり得ない事でしょう。
そもそも、聖杯戦争=殺し合いの真っ只中ですし。
『いつの時代だって、権力者ってのは、自分の名前を後世に残そうと思って躍起になるもんだろ。』
生きていた頃に成し遂げられなかった事への思いが大きいが故にでしょうか?
外部記憶といったものよりも実感・経験といった事に関心が高いのでしょう。
『ご期待あれ龍之介、最高の“クール”をご覧にいれましょう。』
冬木市に流れる大きな河で何かを始めようとするキャスター。
この二人がテンション高い時は、ろくでもない事にしかならないわけですが・・。
『お前みたいな勝って当然のサーヴァントに聖杯を取らせたって…僕にはなんの自慢にもならない。』……『いいんだよぉっ!、僕が僕の戦いで死ぬんなら文句ないっ、そう思って聖杯戦争に加わったんだ。そりゃ…。』
……『無理であろう、これより立ち向かう敵を前にしては貴様も余も同じ、極小の点でしかない、そんな二人の背比べなんぞになぁんの意味がある。』『だからこそっ、余は滾る、「至弱極小」大いに結構っ、この消し粒にも劣る身を持っていつか世界を凌駕せんと大望を懐く、こぉの胸の高鳴り、これこそが征服王たる心臓の鼓動よぉ。』
自分の器を自分で分かっているからこそ、
大きな壁・大きな困難といったものに立ち向かう事に生きがいを感じているのは、二人一緒であるが、
優秀なサーヴァントであるライダーと契約になった事が不満でならないウェイバー。
しかし、ライダーにそのような比較はこの聖杯戦争では無意味な事だと説かれる。
『笑うがいい、二千年の時が経とうと未だ同じ夢を懐き続けている余もまた“大ばかもの”だ、だからな坊主、“ばか”な貴様との契約がまっこと快いぞ。』
ライダーにとっては不満どころかその逆境こそが生きがいであり、
むしろ、命を滾らせる活力の要因になっているのですね。
結局、感じ方にこそ違いあれど、この二人は似たもの同士なのですよね。
『見付けられたる者は集うがいい、私が率いる、私が統べる、我ら貶められたる者達の連鎖は必ずや神にも届く、おお天上の主よ、私は糾弾をもって御身を称えよう。』『厚顔なる神よ、冷酷なる神よ、我らは御座(?)より引き摺り下ろす。』
上記で災厄と称しましたが、例えではなく災厄そのものでしたね。
この巨大さは、まさに怪獣映画ですよね。
既にランサーに共闘の承諾を得てきているとは、
さすがはライダー、足ならぬ手が早いですね。
異常事態に即気付き集まったライダー・セイバー・ランサーによる共闘戦へ。
セイバーの水面を走れるという新たなスキルが判明と共に、
久しぶりに動きがあるシーンがきましたね。
余談ですが、セイバーのスカートに関しては様々語る人は多いでしょう。
という事で、巨大怪獣と化したキャスターとの戦闘は来年4月までお預けという事ですね。
次回予告より
戦闘機が飛び去って行くカットがあったり、
怪獣映画的な展開で観えますね、思いっきり。
今回は今まで長く語る事が無かったキャスター陣営の姿が描かれ、
彼らの屈折っぷりがよくわかりましたね。
次回は状況に対して真っ向から挑む者、
その状況に乗じようとする者等、
様々に混沌とした展開が観られそうですね。
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